彼氏に突然の海外赴任命令。
・・・そのとき、あなたはどんな選択をしますか?
- 海外赴任を期に結婚する
- 遠距離恋愛になる
- 海外赴任をきっかけに別れを選ぶ
・・・など、さまざまですよね。
彼氏が海外赴任となったら遠距離恋愛になってしまうカップルも多いかと思います。
しかしある調査によると、遠距離恋愛を経験した男女のうち約8割が別れてしまっているそう。
遠距離恋愛って難しそう。
そんなイメージがありますよね。
しかし! 遠距離恋愛を実らせて、結婚するカップルがいることも事実。
そこで今回は、海外赴任時の遠距離恋愛の乗り越え方を書いてみます。
…実は、私も何度か遠距離恋愛をして、最終的には「遠距離恋愛ののち結婚」しました。そんな私の体験談も交えてみたいと思いますので、参考になれば嬉しいです。
目次
【海外赴任】遠距離恋愛を前向きに考えるには?

彼から突然「海外赴任が決まった」といわれたら…これからの2人の関係が不安で、海外赴任をする彼を素直に応援できないこともあるのではないでしょうか?

しかし変えられない「海外赴任をする彼との遠距離恋愛」という事実。。。
そこでまずは、遠距離恋愛を前向きに考える方法をご紹介します。
視点を変えて考えてみた例【Aちゃんの場合】
一度、彼の海外赴任の決定を別の角度から捉えてみてください。
彼は海外、あなたは日本。
彼と会えない寂しさはあるけれど、一人でできることもたくさんある!
例えば、私の昔の同級生(Aちゃん)の彼は、長年の念願かなってアメリカ赴任が決まったそうです。

最初は遠距離恋愛に不安ばかり募ったけど、彼の夢が実現するんだということに気づいて。
そしたら、不安より応援したい気持ちが湧いてきたんだ~。
なにより彼が夢をかなえたのが刺激になって、私も何かやろう!と思ったの!
Aちゃんは、なんと日本語教師の免許を取得。
そして、それまでの事務職から転職して、国内の外国人向けの日本語学校に転職。

実は、彼の転勤を待つ間に、私も夢を実現しようと思ったの。日本語学校では、いろんな国の人とコミュニケーションを取らなくてはいけないので、異文化交流なんだよね。
その中で、彼も大変だろうな~ということも実感できたし、彼と共通の話題も以前より増えたの。
その後、彼は2年のアメリカ赴任から戻って彼女にプロポーズし、結婚。

彼女が日本語教師になってたのはびっくりしたけど、「あなたが夢をかなえたのが刺激になったんだよ」と言われたのが、なんだか僕も嬉しくて。
遠距離恋愛中、彼はAちゃんと「一緒に頑張っている」(凄く勉強してた様子が分かったそうです)という感じがあって、それを励みに彼も向こうで頑張れていたんだそうです。

実は、ちょっと下心も。彼がまたいつか海外赴任する時には、海外で日本語教師もできるかな~って!
ポジティブで行動力のある彼女に、素直に「すごいな!」と思いました。

…一方、私の最初の頃の遠距離恋愛の時は、超ネガティブでした。。。
超ネガティブを修正した例【モニカの場合】

遠距離恋愛って聞いただけで漠然と寂しさや不安を感じませんか?
会いたい時に会えない、触れたい時に触れられない。

ネガティブすぎて、彼に嫌われたらどうしよう…しつこくしてしまわないようにしなきゃ…。
ということで、当時の私が日々遠距離の彼にモヤモヤしていた時にやったことは、
「彼に毎日メールを書く」。
文字にすることで、自分がどう感じているのか明確になります。その時の思いのすべてを、毎日書き出していました。(結構、長文で。)
その代り、絶対そのまま送信しないこと。
なぜなら、そのままだと、とーってもネガティブだから。

メールの下書き保存では危険と思い、メモ帳などに一度書いて、何度も推敲していました。
一気に書いた後、ちょっと置いてから読み返すと結構冷静になれるので、「こんなこと書いたら彼が不安になるだろうな」という所を、”ポジティブ修正”していました。
でも、毎日書くことで結構モヤモヤがすっきりして、更に自分で修正をしてポジティブになれるので、出来上がったメールは「彼を思いやる、前向きな彼女メール」になっていたと思います。
そうやってできたメールを彼に毎日送っていたところ、

仕事から帰ってきて、君のメールを読むのがいつも楽しみだよ!
と言われていたんです!(ほんとは、超ネガティブでドス黒い愚痴メールから始まってたんですけどね。。。)

ちなみに、彼にメールが喜ばれたポイントは「くすっと笑える、ちょいボケ」なことを必ず添えてたことです。彼はいつも私のメールを読んで、ツッコミしてたらしいです。
…ちなみにその彼とは、1年ほど遠距離恋愛を続けたのちに諸事情があって別れてしまいましたが、当時の私のメールはかなり喜ばれていたようです。(諸事情については…また別の機会に。)
将来について問いただした例【B女史の場合】
遠距離恋愛に対する不安要素の1つに、遠距離恋愛後の見通しが立たないこともあります。
遠距離恋愛の末に、結婚したい意思があるのか?

…でも、これって彼に聞くの、怖くないですか…?
私の「心の師匠」でもあるB女史は、当時、アメリカ人の彼氏と遠距離恋愛をしていました。
かなり長く現地でその彼と付き合ってきたけれど、それまでずっと、彼はあまり煮え切らない態度だったんだそうです。
B女史は日本企業に転職して急遽日本在住に。その当時、その彼とはっきりさせたかったB女史は、移住前にこう彼に言ったそうです。

私はしばらく日本で働くけど、いい機会だからお互い将来のことを考えてみない?とりあえず、3か月後に返事をくれる?その時までに、今後どうしたいか考えておいてね。
3か月間、彼女からは彼に連絡を一切しなかったそうです。彼からは電話やメール、メッセージなどがあったけど、最低限の簡単にしか応えてこなかったんだそうです。
3か月後に改めて、B女史が彼に「どうする?」と聞いたところ、彼から「結婚してください!」とプロポーズされたんだそうです。

長く一緒にいたから、私がいるのが当然で慣れ過ぎていたんだと思う。私も、もういい加減イチかバチかで結論が欲しかったから…。彼は3か月間素っ気ない私に、やっと「私を失うかもしれない」ということに気付いたんだって。
…結構というかかなり、賭けに出たケースですが、ぼんやり系の男性にハッキリと分かってもらうにはこうした荒業も必要なんだな、と聞いていて思いました。

ちなみに、その3か月後に彼女はアメリカに戻って結婚されてます。現在は2児の母、更に現地で起業されています。
…私とはこの短いに日本赴任時に、会っているんですよね~。
私が夫と遠距離恋愛中、実は彼女にいろいろと相談をしていたんです。彼女は「国際結婚で気を付けるべきこと」を先輩としてたくさん教えてくれました。
遠距離恋愛を成就させるためのコツ4つ!

遠距離恋愛といっても様々なケースや状況がありますが、ここでは遠距離恋愛がうまくいくためのコツをご紹介したいと思います。
友人達や私も実際に体験した事、前述の「私の心の師匠」B女史からもらったアドバイスも入れてまとめてみました。
遠恋のコツ①お互いを信頼する
遠距離になると信頼関係は大切なポイントです。
例えば、ちょっと連絡が取れない…浮気?もしかして他の女の子?
遠距離恋愛をしていると、このような不安が出てくるのも当然あります。
でも相手を信頼していれば、たとえ不安が頭をかすめても「彼は大丈夫!」と信じられますよね。
あなたの好きになった相手は、あなたが信ずるに値する男性ですよね?
そしてもちろん、あなたも彼の信頼に応えるべく、彼に信じてもらえる女性であるべきですが。
遠恋のコツ②一人の時間を楽しめるぐらいの「自分を持つ」
例えば、時差のある彼と連絡を取り合うルールを決めたとしましょう。
決った時間に連絡が来なければ、必要以上に心配してしまったりしませんか?
例えば、海外赴任したての頃などは、現地で日本と違う環境の元、新しい仕事に慣れるのに苦労します。加えて生活を整える必要もあり、とても大変です。
もしかしたら、彼のストレスもかなりのものになっているかもしれません。そんな時に「連絡が取れないこと」で彼女から責められたら…
遠く離れた彼のことが心配な気持ちはわかりますが、ここは「一方的な、心配な気持ち」に引きずられ過ぎないように、自分をしっかり持ちましょう!
彼がいないことで、彼の事ばかり考えてしまうのも問題かもしれません。自分でも、今の状況でできることやすべきことに集中するのも良いと思います!

一般的に、男性は「追われるよりも追いたいタイプ」の狩猟型と言われています。
彼に「追われる」女性であり続けるために、ブラッシュアップしてみる!と言うぐらいの意気込みでもいいかもしれませんよ~。
自分磨きもいろいろありますので、前述のAちゃんのように資格を取るも良し、彼と並べるように英語をやるも良し!ついでに、自分の夢をかなえちゃうも良し!
彼の海外赴任先での仕事や生活をイメージするなら、こちらで詳しくご紹介しています!
遠恋のコツ③ビデオ通話の活用
電話やSNSのメッセージで連絡を取り合うことは、お互いの存在を感じるのに効果的です。
前述のように、私は以前メールを毎日書いていました。
でも今ならビデオ通話を利用し、顔を見ながら話をすることで心の距離がぐっと近づきます!
時差やお互いのスケジュールもあるので、無理せず合う時間を見つけて、顔を見ながらコミュニケーションをとってみてください!本当にいい時代になりましたねえ!

私が日本に帰国している時や、私が一人で出張に出ている時などは、夫とはいつもビデオチャットしています。お互いにその時の表情や顔が見れるので安心しますね。
スペイン-日本間だと7-8時間の時差があるので、日本の16時ならスペインの朝9時で、日本の夜21時ならスペインはお昼の14時で、ちょうど彼の昼食休みに話せます。
忙しい朝は5分程度の業務連絡的、お昼は彼の昼食を見ながら私も一杯、と言う感じで習慣化しちゃうと、お互いに「無いと寂しく」感じますね~。
遠恋のコツ④努力は二人で!

これはB女史からもらったアドバイスの一つでした。

どちらか一方が頑張る恋愛は、絶対上手くいかないものよ。
努力は二人でするの。遠距離恋愛を続けるのも、片方だけが我慢し過ぎたり、努力し過ぎたりしていると、いつか絶対そのツケは来るのよ。
私は、自分のモヤモヤを押し殺して相手に合わせる傾向にあったのですが、彼女から言われて「そうか!」と思ったのを思い出します。
それ以降、モヤモヤしたことや不安なことがあれば、素直に彼とよく話し合うようになりました。
そして、いろんな二人の希望もたくさん話すようになりました。
私たちは趣味の旅行がきっかけで出会ったので、「ここに行きたい!」「あそこのあれも食べてみたい!」という話でいつも盛り上がってました。
夫は名所などを探したり日程を計画するのが好きで、私は現地で交渉したり何かを見つけたりするのが得意です。

後から夫に「自然に役割分担ができて、二人でいることがイメージできた」と言われました。
お互いよく話し合ってすり合わせる努力して、得意なところで補い合ったりできる、というのは、その後の生活を考えると確かに!と思いました。(さすが師匠!)
遠距離恋愛はあなたの捉え方次第で変わる!

さて今回、海外赴任時の遠距離恋愛を成就した体験談をお伝えしました。
遠距離恋愛=デメリットとは捉えずに、むしろそれを活かして「プラス」にしたり「きっかけ」にしたりすることで、遠距離恋愛の心配が逆転することもあります。
二人で努力して乗り越えることができれば、大丈夫!
さらに、一人の時間を利用して資格や語学習得、更には転職などにもチャレンジ出来れば、一石二鳥です!
彼がいる現地へ「海外旅行だ~!」と遊びに行くことだって出来ます!(笑)
遠距離恋愛でもなんでも、捉え方次第なんです。
今回の記事が、海外赴任や遠距離恋愛の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
昔、当時の彼が海外赴任になった時、正直「えっ…」って言葉に詰まりました。。。