海外赴任って、とてもあこがれますよね!
これまでの仕事の業績が認められて、今度は海外でキャリアやスキルアップにつながる大きなチャンスとなります。
期待で胸躍る気分になりますが、不安なこともたくさん出てくるのではないでしょうか。
例えば、こんなふうに。
「海外赴任の詳しい日程は決まり、引継ぎや各種手続き類は進めているけれど、現地に何を持っていけばいいんだろう。」
日本という国は地域差は多少あれど、何か足りないものがあれば24時間営業しているコンビニで手に入りますよね。
電気製品なども種類が豊富で、快適な生活環境をととのえるために不自由することはありません。
なんて便利なんでしょう、日本って‼
赴任先によっては、これまでの生活とそこまで大きく変わることなく暮らせる国もあります。
しかし、世界は広く生活文化や様式が全く違う国も少なくありません。
日本で当たり前に買えたものが、取り扱ってすらいないという事も起こりうるんです。
そこで重要になってくるのが、赴任先の情報です。
その国々の特徴、状況を知って少しでも快適な生活を送れるようにしましょう。
今回は、インドへの赴任が決まった場合に用意して起きたいアイテムをご紹介します。
よろしければ、ぜひ参考になさってください。
目次
海外赴任の準備に向けて・インドってどんな国?

人口13億人を抱える広大な国、インド。
最近は経済が低迷してきていると言われますが、それでもデジタル化やモバイル化などが猛スピードで進み、金融サービスも急速に発達しています。
インフラ整備のおかげで物流も効率化され、さまざまな商品が手に入りやすくなりました。
都市には大きなショッピングモールがあり、インド製の商品をはじめ、日本製のものもよく見かけます。
なので、ほとんどの生活必需品は、インドで調達できます。
ただ、日本で購入するほうが安く済み、質の高い製品が手に入ることも多々あるようです。
このようなインドの生活事情を考えると、必要はものは、現地で準備するものと、日本で準備するものとに分けて揃えると、安心できそうですね!
【海外赴任の準備インド編】日本から持参したいアイテム

都市部には大きなショッピングモールや日本人が多く住む町などには、日本食スーパーなどがあります。
それでも、日本でしか手に入らないものは多いです。
多少、引っ越し荷物は多くなってしまいますが、見知らぬ土地での新生活を快適に少しでもストレスなく過ごすために持っていきたいものばかりです。
電気製品
♦仕事や趣味の時間を豊かに
パソコン、タブレット |
関税の関係で、日本で購入するほうが断然安いです。 |
スマートフォン |
関税の関係で、こちらもiPhoneなどはインドで購入すると高いです。
また、インドでは日本語対応のスマートフォンは販売されていません。 |
Kindleなどの電子書籍の端末 |
読書好きな方には必須アイテムです。
紙の書籍は重くて運ぶのもたいへんですし、インドでは日本語の書籍が販売されていません。 |
♦変圧器と変換プラグ
日本からの電気製品を使うには必須アイテムです。
インドの電圧は220V~240Vですが、日本の電圧は100Vなので、かなりの差があります。
また、インドでは一般的に4種類のタイプのコンセントが使われていますが、日本のタイプとは形状が違います。
そのため、数種類のコンセントのタイプに合うマルチでコンパクトな変換プラグがおすすめです。
最近のパソコンやスマートフォンなどの電子機器は、ほとんどがグローバル対応(世界中の電圧に対応)しているので、変圧器が必要なく、変換プラグだけで対応できるでしょう。
「INPUT:100~240V」とアダプターに表示されていれば、グローバル対応になっています。
家電製品などには、1500wくらいまで対応できる大容量の変圧器が便利です。
1台あたり20,000円から40,000円と高価ですが、2台持ちの駐在家庭もあるそうです。
♦快適な生活のために
電源タップ |
コンセントが少ない場合に、3~5個口タイプなど、複数個口がある電源タップがあると便利です。 |
延長コード |
インドでは、コンセントの位置が高い場合が多いです。
また、コンセントから離れた場所で電気製品を使うときに重宝します。 |
加湿器 |
乾燥する時期におすすめです。
インドの実店舗では販売されていないようです。 |
除湿器 |
北インドなどでは、冬季やモンスーンの季節は湿気が多いので、必須アイテムです。 |
ヒーター |
冬の時期、特に北インドでは最低気温が5℃前後になるので、ヒーターがあると助かります。
また、住宅の床が大理石の場合、足元がかなり冷えます。 |
布団乾燥機 |
大気汚染や土埃がひどいので、特に小さなお子さんがいる場合に便利です。 |
♦豊かな人生は豊かな食事から
炊飯器 |
日本で購入できる製品のほうが、種類が豊富で性能が高いです。 |
ホットプレート |
普段の生活やホームパーティのときなどにも、これがあると便利です。 |
ホームベーカリー |
インドでは日本で売られているようなパンを販売している店がほとんどありません。
なので、これがあると手軽においしいパンが食べられます。 |

日用品
♦インドでは手に入らないもの
スリッパ |
住宅の床が大理石だったり、土埃が絶えず家中に広がっているので、スリッパは必需品です。
また、ホームパーティなどにお客様をお招きしたり、家屋の修繕のためにお手伝いさんや業者の方々が頻繁に出入りする場合があります。 なので、スリッパは多めに用意するといいでしょう。 |
長靴 |
インドの雨季には、一日に数回スコールのような強い雨が降ります。
また、サンダルだと破傷風になる危険性もあるので、長靴があると便利です。 インドでは販売されていないようです。 |
保冷剤 |
保冷剤は、熱中症対策など水枕の代わりにもなり便利です。
インドでは販売されていないようです。 |
洗濯ネット |
インドの洗濯機で洗うと痛みが激しいので、これがあると衣類が長持ちします。 |
♦信頼の日本製品
包丁 |
日本の製品のほうが切れ味がよいです。 |
水筒・マグボトル |
日本の製品は保温性が高いのでおすすめです。 |
枕 |
なかなか自分に合った枕を見つけるのは難しいですよね。
なので、使い慣れたものを日本から持参するほうがよいでしょう。 |
ペーパー類 | トイレットペーパーとティッシュペーパーです。
インドで、トイレットペーパーやティッシュ類の価格は、日本の倍近くするので、日本から持参するほうがよさそうです。 |
サングラス
|
インドの日差しは強烈です。
デザインや種類が豊富でUVカット加工がしてある日本のものがおすすめです。 |
マスク |
インドの大気汚染は世界でも深刻な状況で、咳や喘息、肺がんにまで至るケースもあるそうです。
新型コロナウィルス対策のためにも、必須アイテムです。 |
洗髪料 |
シャンプーとコンディショナーですね。
インドに住むほとんどの日本人は、自分の髪質に合うものを日本から持参して使っているようです。 |
歯ブラシ |
インドで売っているものはヘッドが大きめです。
細部までよく磨くためには、自分に合ったものを持参するほうがよいでしょう。 |
文房具 |
インドのペンなどの筆記用具は故障しやすく、付箋紙は剝がれやすいようです。 |
害虫駆除剤 |
蚊取り線香やゴキブリ駆除用品などは、日本の製品のほうが効力があります。 |

食料品
日本食スーパーでも手に入るものもありますが、品数も限られているのでこだわりの物があれば持参すると良いと思います。
日本米 |
インドでも通信販売であきたこまちが販売されていますが、高価です。 |
調味料 |
こちらもインドでは高価なので、醤油、みそ、日本酒、だしなどを日本から持参すると重宝します。 |
インスタント食品 |
日本食を手軽に食べたくなったら、インスタント食品のみそ汁などが便利です。 |

常備薬
普段使い慣れているものや信頼できるものを使いたいですよね。
かゆみ止め |
インドの蚊に刺されると、日本の蚊の時よりもかゆみがひどいので、必須アイテムです。 |
鎮痛剤 |
インドの薬は日本のものより強いので、胃が荒れてしまうことがあります。
普段から使っている鎮痛剤、整腸剤などを持参したほうがよいでしょう。 |
日焼け止め |
こちらも普段から使い慣れている製品のほうが安心です。 |
【海外赴任の準備インド編】現地で揃うアイテム

現地で揃うアイテムを知ることで、引っ越し荷物を厳選することも出来ますよね。
衛生面から気を付けたいものも多いので、注意点も記載しておきます。
電気製品
大型家電や電圧の関係で日本よりも現地で揃えた方が便利なものです。
大型の冷蔵庫 |
日本からの食材を冷凍保存するのにたいへん便利です。 |
空気清浄機 |
インドでは、大気汚染が深刻です。
最近は、蚊取り機能が付いた空気清浄機も販売されています。 |
ドライヤー |
日本のドライヤーは、海外旅行用の製品でない限り、電力消費が大きいため、変圧器を通してもほとんど使えません。 |
日用品
こちらは、生活の土台になるものなので、ぜひ現地で揃えて下さい。
♦浄水器
洗浄レベルが最も高い「逆浸透膜(RO膜)浄水器」がおすすめです。
値段は17,000円ほどで、台の上に設置した機械を通すタイプと、シンクに設置して蛇口から通すタイプの2種類あります。
3~4か月ごとにフィルターを交換する必要があります。
♦ウォーターサーバー
ボトルに入った水は約160円ほどでデリバリーしてもらえるので、これをウォーターサーバーに挿入して使います。
ウォーターサーバーは約12,000円から販売されています。
ただ、水の容器が汚れていたり、中身の水もきれいな環境で補充されていないことがあるので、飲料用ではなく、うがいや歯磨き程度に使っている駐在家庭もあるようです。
♦保湿クリーム
乾燥しやすい季節は、肌を保湿するのが大切です。
インドには、保湿剤となるオイルやボディバターの種類が豊富にあり、質の高いオーガニック製品もあります。
食料品
生鮮食品など日本から持参することの出来ないものは、現地で買うしかないんですよね。
これまでの生活環境の違いにより、地元の人と同じものを口にするを体調を崩す可能性があります。
お気を付けください。
♦野菜・果物
日本人が経営する店や、高級食材店のオーガニックのものがおすすめです。
ローカルな店の商品は、農薬の問題があったり、鮮度が落ちている場合があります。
♦肉・魚
鶏肉や山羊肉はかんたんに購入できます。
地域にもよりますが、ほとんどのインド人は、宗教上の理由や、習慣などの理由で、牛肉と豚肉を食べないので、牛肉と豚肉はなかなか手に入りません。
♦ペットボトルの飲料水
「Catch」という銘柄の水が天然水なのでおすすめです。
他には、ろ過水になりますが、「AQUAFINA」、「Kinley」などのブランドが人気です。
1ℓあたり約40円で販売されていて、お財布にもやさしいお値段となっています。
ひとつ注意点する点は、購入するときには必ずボトルのキャップがきちんと閉まっているかどうかを確認することです。
時々、キャップが開いていることがあるそうです。

快適な海外赴任ライフの準備【インド編】
多くの日本人にとって未知の世界であるインドへの海外赴任には、かなり念入りな準備が必要だな。と感じられたかもしれません。
他の日本人駐在員どうしのお付き合いや同じ屋根の下でお手伝いさんなどの他人との慣れない暮らし、自然環境や文化、習慣の違いなど、いろいろとストレスになることがあると思います。
なので事前に準備するものや、そのほかの情報を調べおきましょう。
調べるうちに現地の雰囲気なども知ることができるので、不安な心も軽くなってきますよ!
こちらの記事も海外赴任の準備について書いてありますので、ぜひ参考にしてみてください!
英語に対する不安や新しい土地にどう馴染んでいくかなど、参考にして頂けると思います。
より快適なインドでの海外赴任ライフの準備ために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!