【モニカの作り方6】飛んで地球の裏側わくわく現状編

 

改めまして、モニカです。

 

前回の「30代後半編」から来ていただきまして、ありがとうございます!

 

ということで、今回は30代後半の「外資系マーケティング職を辞める頃」のお話を続けます。

 

途中で飽きたら、遠慮なくTOPへお戻りくださいね!

再び、東京での転職活動

 

ちょっと時間が重なりますが、「外資系企業で、上司に退職の意思表示をした頃」になります。

 

支社長に1か月後の退職を告げた後、どうやって転職活動をしようか悩みながら、引継ぎ期間中から転職活動を始めました。

 

幸い、上司と営業の採用プロジェクトでお世話になった人材登録会社の方からも声をかけていただき幾つか面接もしてきました。

 

最終面接まで通りほぼ決定だった所まで行った希望の企業があったのですが、ぎりぎりで立ち消えたりと、途中不安に感じたこともありました。

 

そんな時に、東京での私の最初の顧客になってくれた方から連絡が入り「辞めるなら、うちの新規事業立ち上げを手伝わないか」と声をかけてもらえました。

 

退職後、少し休暇をもらってからまた働くことになりました。

この時の休暇ではヨーロッパを電車で周遊してきました。「ひとり”世界の車窓から”」がやりたかったのです。(笑) 写真↑は「ベルギーワッフルをベルギーで食べる!」を達成した写真です。(笑)

 

いろいろなものと闘う日々

新しい職場は、これまであった一部署が新規会社として独立することになり、そのための採用や新会社としての土台作りを0からしなければならない状況でした。

 

ということで、入社初日からひたすら採用面接をする毎日でした。

 

私よりもずっと高学歴の方で不採用を出した例もあれば、未経験でもハングリーでやる気を感じて採用した方もいました。

 

第一印象がピンと来なかったのに、採用した後日には管理職までになった人もいます。

 

人事採用の難しさを日々感じましたが、「人を見る目」も養われました。

 

また開業後に私が働く新規事業になる部署の準備もしつつ、現在の部署のマネージャーとしても日々起こる事に対処する忙しい毎日でした。

 

一年目はとにかく必死で立ち上げて、二年目には順調に売り上げが伸び、みんなで祝杯をあげました。三年目には更に規模も大きくなったためますます忙しい毎日でした。四年目はこれまでの地道な構築が実を結び、新しい案件が広がりました。

 

私も部門長として悩みながらも必死で頑張る日々のなか、幸い結果も出せていたため昇給し、本社から良い評価もいただいていました。クライアントや関連企業ともいい関係を築いており、外から見ると何の問題もないと見えたでしょう。

 

しかし正直いうと、社内ではなにかと足を引っ張られることも多かったのです。。。やはり順調に成果を上げていると、思っても見ないことから妬みを受けたり、実は何年も何かと邪魔をされたり根拠のない陰口をたたかれたり…本当に悔しい思いをしてきました。

 

が、ある日とあるメールが私に送られてきました。

 

私を個人的に中傷するメールを間違えて私本人に送ってきた、という残念な経緯でした。

 

精神的に一番ストレスを感じていた時期でした。

 

この頃には、ヘッドハンティング会社からの接触もあり、オファーを受ける事も多くなっていたので、心のどこかで「今後の仕事のために、ここから出たほうがいいのではないか」という気持ちもありました。

 

もう有給休暇を取ってその後転職をしようという考えを固めつつあった頃、この事を問題視した本社から「仕事の担当と顧客はそのまま持って来ていいから、環境を用意するので本社勤務にならないか」という申し出をもらいました。

 

要は「社内転職」のオファーです。

 

私は転属前の有給休暇の消化を交渉をし、了解を得て社内転職することにしました。

ちなみに、この時に行ったのがスペインでした。写真は地中海沿岸のとある街の風景です。

 

社内転職

 

本社に「転職」という形で、これまでの努力を認めてもらえたことで、感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

また、担当していた仕事も(顧客も)そのまま持って行けたのはありがたかったです。

 

なにより、周囲が状況を把握してくれているため、初出勤日からすぐそのまま仕事に取り掛かれました。

 

そして、新しい本社での仕事も大変興味深いものでした。本社で働くことで、かなり以前よりも自由度が増えたことに驚きました。

 

そして同じく悩んでいた部下も子会社からひっぱり、本社の同じ部署に社内転職させることが出来ました。

 

本社内でもこれまで以上に多くの部署や人と関わることができたことで、さらに仕事の幅を広げることも出来ました。本社内での新しい案件も増え、憧れていた案件などにも関わることができました。

 

ただその頃、私の人生の転機も迎えていました。

 

そして、私はまた退職の相談をすることになりました。スペインへ移住するためです。

 

引き留めてもいただきましたが、多くの方に応援され気持ちよくお別れ会までしていただきました。

 

本当に嬉しかったのは、社内外や顧客の多くの方から「万が一、日本に戻ってきたら遠慮なくすぐ声をかけてよ!」と言ってもらえたことです。

 

スペインでの毎日

社内転職前の休暇で行ったスペインで出会った人と、結婚を前提に一緒に住みたいと考えていました。

 

結婚準備の1年間は、ビザで滞在できる3か月ごとに日本との間を往復していました。

 

日本に帰国した際には、また派遣やアルバイトで働き、次の旅費などを稼いでいました。

 

人生何が起こるかわからないことが多いですが、まさか自分が結婚するなんて予定外でした。

 

更に、40代になって海外移住して新たにスペイン語を学ぶことになるとは本当に想定外でした。

 

現地の語学学校に入学し、同じ境遇の外国人と一緒に勉強しながら、久しぶりの学生気分も味わえました。

 

クラスメイトが10代から70代までと幅広い世代と一緒に勉強しましたが、チャレンジはいくつになってもできることを実例を持って教えてもらいました。

 

19歳のブルガリアから来た女の子は大学と並行して通っており、「ルームメイトとの喧嘩で、汚い言葉ばかり上達していく…」とこぼしてましたが、若いのでホントに上達が早くて羨ましかったです。

 

20代後半のドイツのエンジニアはスペイン人の奥さんのためにスペインに引っ越し、今もドイツ企業の在宅社員をしているとのこと。

 

同じ40代のフランス人シェフは、友人と新たなビジネスを立ち上げるためにスペイン語を勉強したのち、モナコに旅立っていきました。

 

50代のイギリス女性は「どこでも通じる英語に甘えて、勉強しなかった付けが回ってきた…」と言いつつも、クラスでは一番積極的に発言してました。

 

60代の幼稚園園長さんだったロシア人女性は、ロシアでの退職と同時に子供の住むスペインへ移住してきたそうです。「スペイン語を話せるようになって、早く働きたい。子供の世話になるには限界!」と、2年でスペイン語を習得し、ロシア人向けの旅行会社に就職を決め、1人暮らしを始め、今はなんと彼氏まで!(さすが!)

 

こんなクラスメイト達に刺激を受けながら、いくつになっても色んなことができるんだという気になりました。

 

私は・・・というと実は当初やる気も出ず上達もせず、なにかと落ち込む日々でした。

 

新しい可能性を大切に

しかし、スペイン語も出来ない段階から、日本からだけでなくスペインの人伝てからも「一緒に働かないか」「こんなことを一緒にしないか」という声を頂いたことは、ここでの生活で大きな支えになりました。

 

一度、とある地方自治体で日本についての講演を「スペイン語で」するというドキドキな経験もさせていただきました。以前日本でいろいろ仕事をしていた、ということで声がかかったのです。

 

この講演原稿は夫にも手伝ってもらいましたが、その後のスペイン語の勉強にも張り合いを生みました。当日は冷汗と共に頑張りましたが、評判を得て現地の新聞にも載りました。

 

また時々、日本から以前の業者さんや友人知人からの依頼で、時々今も日本語・英語・スペイン語の翻訳や校正や市場調査、交渉やリサーチ案件などの仕事もさせてもらっています。

 

最近まではいくつかのワイナリーも回ったりと、ワインのリサーチも行っていました。(呑兵衛のため、趣味と実益を兼ねられました。)

 

遠隔で、ネット英会話のマネージャーもしていました。

 

そして、今でも時々昔の友人たちから「採用関連」の相談を受けたりしています。

 

現在は、夫と旅行するのが私の第一優先です。そのため、旅行に合わせたスケジュールで、タイミングよく来た仕事を受けたり調整している感じです。

 

こんなに日本から遠く離れた場所で、未だに仕事関連の声をかけていただけることは、辛いこともあり回り道も多かったけれど、転職で経験したどの苦労も無駄ではなかったと感じています。

 

特に優れた学歴も無く、何の技能も自信も無かった私ですが、これは「10回以上の転職経験」のおかげです。

 

転職が私を強くしてくれました。

 

もし今転職しようかどうか迷っていると相談されたら、もちろんその人次第ですが「チャレンジすべき!」という事を私の経験からお伝えしたいです。

 

もちろん、同じ職場・同じ職種で踏ん張るときが必要な場合はあります。

 

また「何の目的もなく」安易に転職しても、お給料が減ったり状況がさらに悪くなったりするリスクもあることも事前に知っていてほしい。でも交渉の仕方次第では、リスクを抑えて、かなり希望どおりになる場合もあるんです。

 

なにより今は私が転職していた時よりもずっと、フレキシブルで転職に関する理解も進んでいます。

 

人生は、誰にでも平等に一度だけ。

 

もし今の職場環境が辛いなら、そこから出て外の空気を吸ってみるのも一つの手です。

 

無理に我慢するよりも、よく考えたうえで、自分の人生を最大限活かしたり楽しんだりしたほうがいいのでは?と私は経験から感じています。

 

「自分には資格もないから転職は無理だ」

「年齢的にもう転職は無理かも」

「転職ってどうやればいいのかわからない…」

 

そう思っているなら、すごく勿体ないですよ!

 

「度胸がある」だけで私は10回も転職しちゃいましたよ~。(苦笑)

 

・・・長々と、私のお話を読んでくださりありがとうございました!

 

転職に関する記事や海外情報なども書いていますので、是非今後ともごひいきに。

 

そしてもし不安があれば、よろしければ一度私とお話ししましょう!

モニカ

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