「仕事を辞めたーい!」
そう思うことは誰にだってあります。
他によい仕事が見つかれば…
なにか機会があれば…
そんなときに恋人がいれば結婚という選択肢も思い浮かぶのではないでしょうか?
しかし、仕事を辞めるために結婚をすることに抵抗感がある人も多いです。
そこでこの記事では実際に「結婚に逃げた」人の声を紹介しつつ、仕事を辞めることについて考えていきたいと思います。
ぜひ後悔のない道を、選んでいきましょう。
仕事を辞めたいから結婚に逃げるのはダメなのか
「結婚をしても仕事を続けたい」と思う人がいる一方「結婚を理由に仕事を辞めたい」と思う人もいます。
そのような「結婚を理由に仕事を辞めたい」という考えと「仕事を辞めたいから結婚をしたい」というのはどう違うのでしょうか?
不純かどうかはさて置き、確かに結婚するから仕事を辞めると仕事を辞めたいから結婚するでは、理由と目的が逆ですね。
それでは「仕事を辞めたいから結婚に逃げる」という考えは、やはり良くないことなのでしょうか?
結論から言うと、結婚に逃げるのは悪いことではありません。
結婚する相手ときちんと話し合い、お互いにしっかり了承していれば問題はないのです。
むしろ結婚という理由を持ってこなくても、仕事を辞めたいと思ったら辞めてもよいと…転職を10回した私は思います♪
しかし、将来のことを見据えて退職を決めなければ、必ず後悔することになります。
結婚して離職するメリットやデメリットをしっかり確認しておきましょう!
【仕事を辞めたい】結婚に逃げるメリットとデメリットは?
仕事を辞めたいから、結婚に逃げちゃおうかな…。
そう思っても、ちょっと待ってください!
結婚すれば、本当に逃げられるのでしょうか?
実はメリットばかりに目を向けて、デメリットはあまり考えていない人も多いんです。
それでは結婚で仕事を辞めるメリットとデメリットを考えてみましょう。
結婚で仕事を辞めるメリット
- 時間ができる
- パートナーの扶養に入れる
結婚で仕事を辞める最大のメリットは、仕事を辞めた分時間ができること。
趣味や好きなことに打ち込んだり、家事をしっかりして居心地よい家庭を作ったり…
ふたりで暮らすあるいは親と一緒に同居する、そんな結婚してからの生活の変化も、時間があれば対応できることが多いです。
子どもができたときに出産や育児にゆっくり向き合うこともできますね。
結婚すればパートナーの扶養に入れるのもメリットです!
- パートナーの健康保険の被扶養者になれる
- 年金の支払いがなくなる(国民年金の第3号被保険者となり支払いは不要)
- パートナーの所得税・住民税の支払いが少なくなる
- パートナーの会社によっては扶養手当が出る
ただし、一定以上の収入があるとパートナーの扶養から外れてしまいますので注意してくださいね。
結婚で仕事を辞めるデメリット
- 収入が減る
- 職歴が途切れる
結婚で仕事を辞めるデメリットは収入が減ることと、職歴が途切れることです。
特にパートナーの収入だけで暮らす場合は、しっかりと将来設計を話し合う必要があります。
厚生労働省の統計では、男女の20~30代の平均賃金はこのようになっています。
令和元年 年齢別平均賃金(月単位) | ||
年齢 | 男性 | 女性 |
20~24歳 | 21.3万円 | 20.8万円 |
25~29歳 | 25.2万円 | 23.3万円 |
30~34歳 | 29.1万円 | 24.7万円 |
35~39歳 | 32.8万円 | 25.6万円 |
40~44歳 | 36.0万円 | 26.9万円 |
45~49歳 | 39.0万円 | 27.2万円 |
※千円未満は四捨五入 |
もちろん雇用形態や勤務時間、就業地域により賃金は異なります。
しかし、仮にパートナーひとり分の給与で夫婦二人で暮らすとなると、生活は決して楽なものではありません。
え!?平均賃金ってこんなに少ないの?
家賃や食料品、光熱費…貯金もしたいし、子どもを考えていたら子育てにもお金が…仕事を辞めても、また働かなきゃ!
しかし、一度仕事を辞めて家庭に入ってしまうと、職歴が途切れてしまいます。
特に結婚している女性は「子供ができたら辞めてしまうのではないか」という偏見もあり、良い条件の仕事を見つけることが困難です。
だから、「結婚に逃げる」前にしっかりと現状を把握し、将来を考えることが大切!
次の章では、実際に仕事を辞めたいから結婚に逃げた人の体験談を紹介いたしますね♪
仕事を辞めたい!結婚に逃げても後悔ない選択を
ここからは、結婚に逃げて仕事を辞めた人の声を紹介します。
私の友人ですが、私自身はふたりのことを「結婚に逃げた」とは思っていなかったので、話を聞き驚きました。
この体験談が読者様の選択のお役に立ちますように…
結婚に逃げて後悔!Aさんの話
Aさんはバリバリのキャリアウーマンでした。
働き始めたときはやる気に溢れていましたが、やがて自分の時間がないことがしんどくなり…仕事を辞めるために結婚をしたそうです。
結婚をしてからしばらくは、家事に趣味に、とても充実した時間を送っていたの。
でも、今度は時間を持て余し始めて…
考えてみれば、仕事内容が嫌だったわけじゃなくて、仕事が忙しすぎる環境が嫌だったのよね。
もっと会社に仕事をセーブできないか、結婚を機に打診すべきだったわ。
現在Aさんは子どもを育てながらもパートで働いています。
子どもが中学生になったら正社員に転職をしようと考えていますが、結婚前と同じ待遇や給与の会社は見つからないと後悔してしているそうです。
Aさんの話にドキっとされる読者様もいるのではないでしょうか?
「仕事を辞めたい」とひとくちに言っても、その理由は様々です。
「もう働きたくない!」「しんどい!」
そう感じる場合、確かに仕事を辞めれば解決します。
しかし、その後Aさんのように大きな後悔が訪れることも…
まずは他に解決方法がないか探してみて、それらがうまくいかなければ仕事を辞めてもよいかもしれませんね。
結婚に逃げて良かった!Bさんの話
では今度は「結婚に逃げて正解だった!」というBさんの話を紹介します。
Bさんの職場はブラック企業だったそうです。
辞めようと会社に相談するも、次の職場が見つかるまでは働いてくれ!と会社から言われていました。
有給も認められなかったため仕事を休むこともできず、新しい仕事を探すのは困難でした。
雇用主に「仕事を辞めさせない」という強制力はないのですが…Bさんは職場の同僚のことも考えて働き続けたそうです。
そんなBさんを見かねて、Bさんの恋人が「結婚するからって逃げちゃえばいいじゃん」と提案します。
仕事を辞めたいから結婚に逃げる。
責任感があるBさんはかなり悩みましたが、最後はその提案に乗ることに。
結婚し仕事を辞めたBさんは、その後、不妊治療を経て子どもを産みました。
不妊治療は時間もお金も掛かる大変なもの。
仕事のお昼休みを利用してクリニックにくる人もいたけど、私の元の職場では絶対に無理だったと思うわ。
もちろん不妊治療をするために仕事を辞めたわけではないけど、時間があるおかげで信頼できるクリニックも見つかったの。
それに結局、私は元の職場に責任を感じて働いていたけど、私が辞めても会社がつぶれることはなかったわ。
当時は「逃げてごめんなさいっ!」という感じだったけど、今となっては「逃げるが勝ち!逃げた自分えらい!」という感じね♪
Aさんとは異なり、Bさんは後悔していませんね。
仕事を辞めた後に、やりたいことや目標が見つかったからでしょうか。
仕事を辞めるとき、多くの人はその後のビジョンをもって退職します。
転職をする、療養する、介護をする、新しい道を進む…
「仕事を辞めたいから結婚に逃げる」
これがよいか悪いか、決めるのは結婚するおふたりです。
しかし、結婚に逃げた先でなにをするのか、後悔のない選択をしてくださいね。
【仕事を辞めたい】結婚に逃げるのはよく考えた上で
〇〇したいから仕事を辞めたい!
一般的に、退職するときは理由や目標を持っている人が多いです。
その一方、「仕事を辞めたいから結婚に逃げる」と考える人もいます。
これでは目標と行動が入れ替わってしまっていますね。
しかし、それがよいか悪いかは結婚するふたり次第です。
現状を夫婦でしっかりと話し合い、後悔しない将来を選択してくださいね!
また、今回友人に話を聞くまで、私はふたりが結婚に逃げたとは知りませんでした。
案外周りの人は「結婚に逃げる」とは見ていない場合が多いですよ。
ただ「仕事を辞めて家庭に入ったんだな。幸せな家庭を作ってね♡」という気持ちでいっぱいでした。
もちろん結婚を機に別の仕事を探すのもよいですね♪
そんな場合はこちらの記事もお役に立つと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
読者様に素敵な未来が訪れますように…!
うーん、結婚するって、もっと愛情とか気持ちがこもっているような気がするわ!
仕事を辞めたいから結婚するって…不純な動機みたいな…?