「転職したいけど次の職場がいいところとは限らないし不安だな…。」
「転職してもっと職場環境が悪くなったらどうしよう…。」
転職をするには不安がつきものですよね。
転職で悩んでいる読者様にぜひ読んでいただきたいのがこの転職失敗談です。
いつも読んでくださってる方はご存知かと思いますが、私は10回以上転職しています。
その中で成功した転職もあれば失敗した転職もありました。
そんな私がお伝えしたい転職成功の秘訣は、次の転職先をしっかりとチェックすることです!
求人情報に書かれていることだけがすべてではありません。
転職サイトやハローワークに都合の悪いことを伏せて提出する会社もあります。
実際に入社してみたら「想像と違っていて前の会社の方がよかった」という失敗談も聞きます。
「失敗するなら転職しない方がいいのかな…。」
そう思われたかもしれませんが、そんなことはありません。
大切なのは失敗談を知った上で転職することです。
今回は「自分と同じような失敗をしないでほしい」と言って転職失敗の経験者が自分の体験談を語ってくれました。
ぜひこの失敗談を参考にして、転職を成功させてください!
3人の転職失敗体験談をご紹介します!
転職に失敗してしまった3人の体験談をご紹介します!
同じ経理の仕事で他社へ転職したAさん
Aさんは新卒で入社して5年ほど経理の仕事をしていました。
しかしいつまでたっても先輩からの厳しい指摘や昇給が見込めないことなどから、転職を決意。
転職サイトを利用し、求人情報を常にチェックしていたAさんは、家から30分程度で電車の乗り換えなしで今の会社よりも給料が高い仕事を見つけました。
面接官も感じの良い方だったので喜んで転職したそうです。
しかしいざ仕事が始まってみれば経理課にはみんなから疎まれるお局様がいたのです。
以前の会社にいた先輩と違い、「指摘」ではなく「言いがかり」に近いものばかりで、Aさんが正しく行ったものをわざと「違う」といいAさんはその書類を訂正させられました。
さらにその書類を上司に提出して「Aさんはこんなミスばかりする」などとAさんの評価を落とすようなことをしていたそうです。
営業からキャリアチェンジしたBさん
Bさん会社で10年ほど営業マンとして勤務後に介護職への転職を決意。
というのもBさんのお祖母さんが介護施設での生活を楽しんでいる様子を目の当たりにしていたからでした。
「自分も人を助ける仕事をしたい。」と思うようになり、目標として国家資格である介護福祉士の資格を取るために勉強も始めたそうです。
人手不足で有名な業界だけあって、すぐに就職が決まりました。
ところが、想像以上の過酷さに入って1ヶ月で絶望してしまったそうです。
女性の方が立ち上がるのを手伝おうとしたら「痴漢!触るな!」と叫ばれたり、男性の方のお風呂を手伝おうとしたところ「女がいいんだ!なんで男なんだよ!」と殴られそうになったりしたそうです。
夜勤も多く、人手不足で夜勤からそのまま日勤の手伝いは当たり前でその過酷さから1ヶ月で7キロほど痩せてしまったそうです。
短期間で転職を繰り返したCさん
Cさんが勤務していた会社はブラック企業で、サービス残業が当たり前、土日出社も多く休みもほとんどなかったCさん。
短期間で転職することは今後、悪影響が出ることは理解しつつも「体を壊すよりはいい!」と決意し、転職しました。
次に見つけた会社は「未経験から始めた人も大活躍しています!」と書かれていて掲載されていた写真も雰囲気がとても良かったそうです。
しかし、人間関係がうまく作ることができずに、5ヶ月で退職。
その次の会社でも、自分には向いていないと思い約1年で退職してしまいました。
約1年半で3つの会社を退職してしまったCさん。
次の会社に目星をつけ履歴書を送るも10社連続でお祈りメールが届いてしまったそうです。
ハローワークで相談した時に担当職員の方に、「こんなに1年半で3社となると本人の人格に問題ありと思われる可能性が高いです。」と言われてしまいました。
転職失敗の理由
失敗体験談を話してくれた3人は、どうして転職がうまくいかなかったのでしょうか。
10回以上転職をした転職のプロ・モニカがそれぞれの転職失敗の理由を解説します。
求人情報に書かれていることだけ見ていたAさん
家から近く給料が高いという理由で選んでしまったAさん。
確かに勤務するにあたってとても重要なポイントではありますが、その情報だけで選んでしまったことが転職失敗の原因です。
例えば求人サイトでも長期間にわたりで続けている求人というのは人が見つからないから長期にわたり求人を出していることになります。
また、面接官の印象が良くても仕事をする現場は別です。
Aさんのケースを見ればわかる通り、お局様が前の人にも同じように嫌がらせをしていたから高額な給料でも人がいないという状態だったわけです。
数ヶ月間の間何回も求人が出たり、インターネット上で働いたことがある人のレビューが見られるサイトなどで評価が悪かったりする会社は注意が必要です。
別業界の辛さを理解していなかったBさん
他業種へと転職して失敗してしまったBさんですが、介護業界での過酷さや夜勤の大変さについてのリサーチ不足が転職失敗の原因です。
もちろん、介護業界は慢性的な人手不足だという話は皆さんも聞かれたことがあると思います。
当然その分、1人当たりの負担が大きいのでどんどんと人が辞めていきさらに負担が増えるという負のスパイラルに陥っています。
さらに入居者もご年配の方ということもあり、とても神経を使って介護にあたる必要があり、場合によっては入居者のご家族からクレームがくることもある業界です。
介護業界のマイナスポイントを事前に調べておいて、その上で自分の目標を達成できる転職先を探す必要があったのです。
自分に合う会社を見つける努力が足りなかったCさん
最初に就職した会社がブラック企業だったCさん。
本当に大変だったと思います。
私も「体を壊すことよりも大切なことはない」と思っているのですぐに転職に踏み切ったのは正解だったと思います!
しかし問題はその後ですね。
人間関係や仕事内容で次々と転職をすることはかなりリスクが高いです。
私も転職をしていたころは「以前の会社はなぜ辞めたのですか?」「どうしてこんな短期間で辞めたのですか?」と聞かれることも多かったです。
転職回数が多ければ多いほど、本人に原因があったわけではなく周りの環境が原因でも「この人に何か問題があるのでは?」と勘ぐられてしまいます。
そうなると面接にすらたどり着けないことも多くなってきます。
時代の流れで「年功序列」「終身雇用」という制度が終わりを迎えつつありますが、それでも長く務めてくれる人を企業は求めています。
就職することを目的とするのではなく、その会社で「自分がどんな仕事ができるか」を考えて就職先を探すことが重要です。
そのためにも「求人情報に出ていることが全てでいい会社だ!」と考えるのではなく、しっかりと下調べして自分にあった会社を探すことが重要です。
転職失敗の体験談から学べること
それぞれの転職失敗体験談の解説をしましたが、3人に共通しているものがあります。
「次の就職先のリサーチ不足」
Cさんのように働いていた環境の問題で短い期間で転職を選択することは悪いことではありません。
「長く続けないと次の就職が難しくなる」という気持ちから続けて勤務して鬱になってしまったり体調を崩してしまったりしては働く意味がありません。
だからこそしっかりと企業を調べて健康に楽しく長く働けることが重要です!
しかし求人情報に書かれていることだけを鵜呑みにしていては、いい会社とはめぐり会えません。
どの企業も都合の悪いことは書きません。
書かれていない情報を入手することが重要なのです。
そのためにはインターネットで下調べをしたり、知り合いで勤務している人がいないか聞いたり、業種によっては直接現場を見て確かめると安心だと思います。
転職を成功させている人たちの多くは、複数の転職サイトを利用してたくさんリサーチしています!
複数の転職サイトに数ヶ月ずっと同じ会社・同じポジションの求人が出ていたらみなさんはどう思いますか?
何か問題がある会社なのかな?と心配になりますよね。
転職サイトだけに限らず、会社のホームページや働いていた人たちのレビューサイトなんかもチェックするといいですよ。
他にも転職の手助けをしてくれる転職エージェントに登録するのもオススメです!
転職の失敗を見つめ直して転職成功!!
3人は転職に失敗しましたが諦めることなく動いた結果、転職を成功させることができました!
Aさんは求人サイトに書かれている情報だけを鵜呑みにして転職したところ失敗してしまいました。
その後Aさんは以前勤めていた会社の先輩に思い切って相談してみたそうです。
先輩が検索をしたところ、Aさんの転職先での悪い噂がたくさん出てきました。
Aさんの元上司も心配してくれ、前の会社に戻らせてくれることになりました。
今は先輩からの愛の鞭が待ってると思うと怖いですが、今の環境よりも楽しく働けることが楽しみです!
Bさんは介護業界のマイナス面を理解せずに転職したため、失敗してしまいました。
しかしBさんは営業の頃に培ったコツコツ仕事をするという重要性を思い出し、その後はしっかりと下調べを行いました。
そして、自分の今の状況と転職をしたいという旨を伝えて見学をした上で再度転職をしました。
その結果、Bさんの介護福祉士の資格取得をサポートしくれる職場を見つけることができたそうです。
前の施設よりも入居者や従業員に優しく給料も良い施設で、夜勤シフトも平等なので体調を崩すことなく働けているそうです。
Cさんは最初の就職で失敗してしまい、その後も自分に合う会社が見つからず何度も転職し全て失敗してしまいました。
Cさんは私の「下調べの重要性」のアドバイスに耳を傾けてくれて今はコンビニのアルバイトの傍らで3ヶ月ほどかけて自分に合いそうな会社を見つけました。
そして履歴書と一緒に熱意を込めた手紙を添えて出したところ、契約社員からのスタートですが無事転職に成功したそうです。
その上で自分の熱意を伝えたら面接までたどり着けました!
噂通り、素敵な会社です!
良い会社にめぐり逢えたあとの面接のコツはこちらに書いてあります。
この記事も読んで転職の成功率をあげてくださいね。
転職成功の秘訣はしっかりリサーチすること!
Aさん、Bさん、Cさんは事前のリサーチが足りずに転職に失敗してしまいました。
しかし失敗したことで事前のリサーチの重要性に気付きました。
そして次の転職ではしっかりとリサーチをした結果、全員転職に成功しました。
自分が気持ちよく働くための場所は自分で手に入れるためには行動あるのみです!
面接の時に雰囲気を見るということもできますが、その前にきちんと向き合った上で履歴書を出すことも重要です。
そうすればCさんのように本当に働きたいと思う会社に熱意を伝えることもできます。
転職したいと思う理由は人それぞれ違いますが、転職は良くも悪くも人生のターニングポイントになることが多いです。
いいターニングポイントにするためにも自分自身で調べ尽くして転職失敗の体験談と同じようにならないように転職を成功させてください!
今回協力してくださったAさん、Bさん、Cさんありがとうございました。
読者様も楽しく働ける仕事先を見つけられるように応援しています!
こんなことなら前の会社でもっと頑張ればよかったと後悔しました。