転職で失敗したらどうしよう・・・
転職なんて怖すぎる・・・
・・・なんてこのご時世、言ってられなくなってきました。
転職で心配なことは多いと思いますが、転職はしてみないと分かりません。
でも何回も全部を失ったりしている私が言うのもなんですが、一見どこか失敗に見えても、意外にそれが次のステップに自分を連れて行ってくれている場合もあるんです。
・・・でも、私のように転職で失敗ばっかりする必要はありません!(涙)
今回は私の失敗例などをシェアしますので、ぜひ上手にそれを活かして自分なりの「失敗しても後悔しない」準備と心構えをしてみてください。
今回の記事では、転職にまつわる失敗ポイントと、その失敗を後悔に変えないための対策を交えて、私の個人的経験と対策をもとに書いてみます。
「転職でこんな風にすれば無駄になるのか~」「これは気をつけなきゃ!」というヒントになって、心配が減ってくれれば嬉しいです。
私が「転職の失敗」で落ち込んだ3つの要素
転職に関することで「失敗した…」と私が感じたポイントを3つ、挙げてみます。
時間
転職をしようと思ってから、実際に転職できるまでの時間とは、どれぐらいだと思いますか?
・・・一概に言えず、その場合によるのです。
やりたい職種や企業を探して応募して面接、そして何度かの選考を潜り抜けた後に、採用となりますが、もし転職が決まったとしても、会社から「来月からの採用で」となると、それに合わせて待つしかありません。
そういった時間的な「スキマ」ができてしまった時が、実は私の場合結構ありました。(返事をもらってから、最長半年も待ったことも。)
転職活動をしている時は、内定を出してくれた会社のスケジュールに合わせるしかありません。が、不安な状態で待っているの程辛いことはありませんし、疑心暗鬼にもなりますよね。。。
そして散々待った後に、予期せぬ事情で内定取り消しされる場合もあったりするのです。
お金
やはり、これが一番心配でした。
「時間」と連動して、いつまで続けなければいけないのかわからない転職活動の不安にお金の問題が重なってきた時。
前職を辞めた後も、無職の状態で転職活動する辛さ…このストレスは本当に苦しいものがあります。
長引いた時の苦しさは、砂時計の砂が落ちていくのが聞こえるような感覚…とかなり追い詰められた時もありました。
毎日、必死に就職活動をしているだけでも、家賃も食費も維持費もかかります。
いろいろな支出を削ることで、転職するモチベーションも無くしてしまう気がしました。。。
経済的な理由で、とりあえずの仕事に就いてしまおうかという場面がありました。その時は根性で踏ん張りましたが…ホントにきつかったです。
人間関係
一番ナーバスになっている時に、堪えるのは誰かに転職することを非難されたり、人生や自分の人柄まで傷つけられること。
第三者から「そんなことしているから、フラフラしているのね~」など言われた日には腹は立ちますが、もうその人とは会わなければそれでいい…。
でも親身に心配してくれている家族や友人から、転職時期に否定的なことを言われてしまうと、本当に落ち込みました…。特に、面接前や断られたばかりの時などの微妙なタイミングで言われてしまうと、本当に落ち込みました。。。
心配をかけている、というプレッシャーも辛かったし、なによりも親の価値観と合わず「どうしてもっと、楽な仕事に就かないの?どうしてあなたは変わったこと(転職)をしたがるの?」と、何かと電話で言われるのが悲しくて、電話線も抜いたことがあります。。。
「失敗を後悔しない」ために私がとった対策例
実は、前述の3つに関しては20代の最初の頃の転職活動でいつもぶち当たっていました。
これらのことと闘いながら、ポジティブに転職活動することの辛さをさすがに何度目かで気付いて、真剣に打開策を考えました。
なぜなら私はもっとスキルアップがして挑戦できる「転職がしたかったから」です。
ということで、20代後半から実行して転職活動の不安を軽減できた対策例をご紹介します。
転職活動の「時間を計算する」
転職活動の時間は、本当に全く分かりませんし見えません。
でも、転職活動の時間を計算して「とる行動を前もって決めておく」ことで、先の見えない活動にもメリハリが付けられます。
転職を思い立つ状況はいつも同じではないので差は出ますが、私の場合、転職をしようと思った時に逆算していきます。私の場合は、離職日の前後3か月ずつで「計6か月」を転職期間とざっくり決めてました。
【在職中3か月間】転職先リサーチと転職エージェント接触。 【離職後3ヵ月間】求職活動を行い、転職をする。 【離職後の状況が厳しい場合】バックアップ用の派遣会社登録し、在宅仕事や臨時バイト探しも並行する。
一見「え、そんなの普通じゃない?」と思うかもしれませんが、これに日付を入れてきっちり管理することで、仕事が見つからない不安も減り、本当に就きたい仕事へもこだわることができます。
離職後の就職活動を1か月も真剣にすると、今の転職市場が何となく分かります。それに合わせて、「あ、これは長期化しそう」とか「あと一息」なのかを感じたらすぐ、次の行動を起こすのです。
タイミングもあるので、企業がなかなか見つからなくても悲観せず、それに耐えられるようにメンタルもコントロールすることで、希望職種への転職チャンスが拓けたりします。
派遣会社への登録は、希望職種の良いポジションで派遣などの案件があるなどの、よほどのことが無い限り「短期案件に強いところ」のみに留めていました。
使い勝手がよかったのは、やっぱり短期である程度の時給のあるアルバイト。できれば自分の希望分野に近い職種をできるだけ選んだりしていました。 余りに希望職種と離れると(例えば、事務職希望なのに肉体労働系とか)心配になったので。 そして離職後に半年間も難しい場合は、派遣の長期も検討してきました。
転職は「転職貯金」を貯めてから
私は10回以上転職してきたので、これは自然にするようになったのですが、「転職用の準備資金」をいつも貯金していました。
大体「家賃+最小限の食費」の3か月分です。(そのため、転職期間の目安を立てたのですが。)
一度、転職後に交渉したはずの給料額がシステムエラーで3か月ほど下がっていたことがあって、すごーくドキドキしたことがあるので、この転職貯金が貯まるまで転職しない、転職した後もこのお金は少しの間使わない、という自分なりの決まりごととしています。
大体、転職成功して終業後の3か月ごろには「万が一の次」を見据えて「転職貯金」を始めていましたね。。。 条件や縛りのある「失業保険」だけに頼ると、焦って適当なところに就職しなければならなかったりするので、失業保険の他に「転職のお金がある」ということは、転職活動をするうえで本当に心強いものになりました。使わなければ次に繰り越しするか、自分のご褒美で旅行に使ったりしました!
転職メンターを持つ
話したり相談したりするから、本当に心配してくれる人はいろいろ言いたくなるんだろう、と思い、実は20代後半以降は転職の話は家族や友人にもしませんでした。
ただ、やはりこうした転職活動は孤独で話せないストレスもたまります。
でも、「転職時に相談できる」メンターがいるとそんな孤独や、独りよがりになりがちな転職活動にもアドバイスがもらえたりするのでおすすめです。
すっごく頑張ってるね!でも、ちょっと今頑なになりすぎてない?もう少し肩の力抜いてもいいんじゃない?折角の笑顔がもったいないよ~!
おっ!その業界面白そうだぞ。昔のクライアントの〇〇さんが確かそれ系に転職してたはずだよ。
私の場合は、元上司たちに相談することが多いです。(転職の数だけ元上司や元同僚がいます!)
その元上司たちも、様々な転職を経験していたり、回数は少なくても色んなポストや業界を知っている人もいて、「不安な時は彼女に相談しよう」「この方向は彼が詳しそう」と、私の方で選んで相談させてもらっています。
実は私の場合は、交流が多かったり楽しくなるのは「働いていた時はそんなに親しくなかった元上司」だったりします。(笑)
一緒に仕事をしている時は何かと軋轢があったりする時も、その職場を離れた後には「あの時間を共有した同志」と感じることがあったからです。更に、当時そんなに仲良くなくても、上下が関係なくなってから「後日談的に」お互い気軽に話せたりすることも多いです。
先日も、とあるガード下で久々に元上司といろんな話をして盛り上がってきました。
頑張っていれば、たとえ当時そんなに仲良くなくても「頑張ってるやつだったな~」と思い出してもらったりできます。 …そして実は元上司の何人かには、私の転職の際の推薦者やコンタクトパーソン(Reference)になってもらっていることもあります。
転職も「備えあれば患いなし!」
・・・実はもっといろんな心配もしてますが、今回は私の「一番心配が大きかった失敗ポイント」とその対策を書いてみました。
この3つは、実際に転職をしたことが無い人にはイメージできないために余計に不安や心配が募る部分だと思います。
でも、いざ予定通りに行かない時もこのような形で自分なりの予防対策を用意しておくだけで、心配も不安も軽減されますよ。
まだ転職の心当たりが無くても、イメージで「こんなことがあるのか~」と知っておくだけでも、いざという時に備えられると思います。
今は物凄い勢いでいろんなことが変わるご時世です。ぜひ、柔軟に対応して、いつか来る「転職のタイミング」を逃さないようにしましょう!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
「ほぼ採用です。あなたと面接した人は皆、歓迎してました!〇月からで契約書を進めます」というエージェントからのお返事を頂いて、もう決まった!と信じて、残りのお金を全部持って旅行に出た旅先で、「実は…面接をしていない社長からNGが出ました…今回は残念ながら…」という返事を受けた時には、膝から崩れました…。忘れもしない、ウィーンの旅行中ででした。(涙)