「仕事辞めたい!」と思いながら、日々働いている人は多いでしょう。
しかし、就職した時から辞めたいと思っている人はいませんよね?
就職した時は、誰でも希望に満ちあふれています。
早く仕事を覚えて、活躍したいとワクワクしていましたよね。
仕事を辞めたいと思うのには、何かきっかけがあるはずです。
転職を10回以上した私モニカが、仕事を辞めたいと思う「きっかけ」の主なものを5つあげました。
仕事を辞めたいと思う「きっかけ」が大きくなって、ついに退職!
仕事を辞めてから後悔したなんてことのないように。
仕事を辞めたいと思う主な「きっかけ」5つと辞める前に考えるべきことをご紹介します。
「仕事辞めたい!」と思う主なきっかけ5つと考えるべきこと
「仕事辞めたい!」と思う「きっかけ」の主なものに以下の5つがありますよね。
- 人間関係の悩み
- 給与への不満
- キャリアアップ
- 勤務時間や休日への不満
- 家庭の事情
ここからは、これらのきっかけで仕事を辞める前に考えたいことと対処法をお話していきます。
辞めてから後悔しないために、自分と向き合うきっかけに変えましょう。
1.人間関係の悩み
仕事をする上で人間関係はとても重要です。
職場に苦手な人がいるだけで、仕事に行くのも嫌になってしまいますよね?
人間関係の悩みは、多くの人にとって仕事を辞めたいと思う「きっかけ」の一つです。
しかし、人間関係だけが理由ならば、退職することはおすすめできません。
以前、知り合いからこのような相談を受けました。
詳しく聞いてみると。
未経験の仕事に転職したAさんは、ベテランの女性社員Bさんから仕事を教わることになりました。
Bさんはとても口調のきつい人で、おっとりした性格のAさんは苦手に感じていたそうです。
しかし、教育係のBさんとは必然的に共にする時間が長くなりますよね。
きつい口調で注意を受けることが続き、Aさんは慣れない仕事とBさんからの叱責を恐れて緊張状態が続いたそうです。
落ち着けば問題なくこなせる仕事も、Bさんに委縮するあまりミスしてしまうこともあったとか。
Aさんは、だんだん職場にいること自体が苦痛になり、「辞めたい」と考えるまでになってしまったんです。
私のこの言葉にAさんは思うところがあったようで、次に会った時にはスッキリした顔をしていました。
苦手なBさんに対して、どういった対応策を取ったのか教えてくれたんです。
私と話した後、AさんはBさんと接する時間を減らしたい一心で仕事を一日でも早く覚えるように必死で取り組んだそうです。
そうして仕事に慣れてくると周りも見えてくるようになりますよね。
ある時、Bさんが「自分の担当している仕事が少しでも侵害されたと感じた時」に不機嫌となりきつい口調での注意に繋がると気が付いたとか。
それからはBさんの仕事に手を出さないようにしたことで注意される回数も減り、今では最低限のコミュニケーションで済んでいるそうです。
「Bさんの存在が以前よりも気にならなくなり、今は仕事を辞めたいとは思わなくなったよ。」
「あの時は、モニカさんに相談したことでストレス発散と冷静になるきっかけが掴めて助かった。」
Aさんが笑顔で話してくれたので、私もホッとしました。
このAさんの例から知ってほしい人間関係を理由に仕事を辞める前に考えるべきことと対応策は、以下の5点です。
- 苦手な人は転職してもいる
- 職場は仕事をするところ、仕事に集中する
- 苦手な人とは、最小限のコミュニケーションにする
- 職場とは無関係な人に相談する
- ストレスをため込まない
こちらの記事では、私が実際に「仕事辞めたい」と相談されたときの経験をシェアしています。
相談される側の意見を読むことで、自分の中の整理に繋がるかもしれません。
是非、読んでみて下さいね。
2.給与への不満
私たちは、収入を得るために仕事をしています。
給与への不満は、仕事を辞めたいと思う「きっかけ」として切実です。
労働に対して給与が少ないと感じれば、モチベーションが下がってしまいますよね。
同世代の平均年収と比較して、ガッカリすることもあるでしょう。
給与が高いといわれる他の職種がとても魅力的にみえるものです。
しかし、給与への不満からやったことのない職種へ転職をしても、確実に給与が上がるでしょうか?
目に見える成果を上げれば、結果として給与アップにつながります
目に見える成果とは、一朝一夕で作れるものではありません。
- 給与アップにつながる資格を取る
- 仕事の効率化を考える
- 昇進、昇格の勉強をする
上記3点のようなすぐに実行できることからコツコツと続けていくことが大切です。
そして、退職を決める前に給与アップの交渉をしてみましょう。
会社へのアピールになります。
ここまでしても状況が変わらなかったとしたら、退職する決断をしたとしても後悔はないですね。
コツコツ頑張って得た仕事の成果と会社に交渉した経験はきっとあなたの実力になります。
給与アップを目指して、経験を活かす転職をするのが現実的です。
3.キャリアアップ
キャリアアップ転職という言葉は、よく耳にしますよね。
先程の「給与を上げたい」という悩みにもキャリアアップは現実的な解決策です。
その他にも、
- スキルを活かしたい
- 単調な仕事に飽きてしまった
- 勉強したことをもっと仕事で活かしたい
- 能力を試してみたい
こんな気持ちが、キャリアアップのために仕事を辞めたいと思う「きっかけ」になります。
まずは、能力が活かせる部署へ異動を願い出てみましょう。
自分の能力を試せる場が会社内にないと感じているなら、転職をするために動き出してください。
まだ迷いがあるのなら、キャリアアップを目指して退職する前に考えるべきことや実行すべきことがあります。
- 可能ならば、異動を願い出る
- キャリアアップに必要な勉強をする
- 資格を取る
- 自分のスキルを見直す
十分に準備してから、自信をもってキャリアアップ転職したいですね!
転職を考えるなら転職エージェントを利用するコツを押さえましょう。
転職に有利な資格について知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
学歴や職歴の制限のない資格の情報と効率のいい勉強法をまとめました。
4.勤務時間や休日への不満
長時間の勤務や休みが取りづらい職場への不満は、仕事を辞めたいと思う「きっかけ」になります。
私が相談された例をご紹介します。
Cさんは、正社員での募集が決め手となり未経験の接客業に転職しました。
しかし、当初考えていたよりも過酷な労働環境に疲弊していったそうです。
社員はアルバイトの不足している時間帯にシフトに入らなければならず、繁忙期には早出、残業が連日続く不規則で長時間労働が当たり前の環境でした。
労働時間が長いだけではなく、休みが取りづらい職場にCさんはいつも疲れていました。
だんだんと仕事へのやる気をなくしていき、私に相談してくれたのです。
自分の時間も大切だから、ワークライフバランスをよく考えて
「働き方改革」が広く知られるようになり、残業時間を制限する動きが進んでいますね。
しかし、人手不足の職場や職種によっては、社員に負担がかかっている現場もあります。
まともに休めず、長時間労働が続くとしっかりと考える力も衰えていきます。
長時間労働や休日に不満を感じたら、自分を守るために以下のことを考えて対応してください。
- 心と体の健康を第一に
- ワークライフバランスをよく考えて
- 可能な職場ならば、一定期間休職する
- 異動を願い出る
- 転職も考えましょう
無理をせずに、早めに対処したいですね。
5.家庭の事情
女性の場合は、人生の節目が仕事を辞める「きっかけ」になりますよね。
結婚や出産、子育て、介護そして旦那さんの転勤など、多くの女性は家族の事情に合わせた働き方をしています。
ただ、一度退職してしまうと、同じ立場で復職することは難しくなります。
ご家庭の事情でどうしても退職しなければいけない場合もあるでしょう。
でもその前に一度、以下のことを実行してみて下さい。
- 家族と話し合い、協力を得る
- 退職すると、キャリアがストップしてしまうのでデメリットもよく考える
- 職場と話し合い、可能であれば時短勤務を利用する
- 産休、育休など利用できる制度を活用する
結婚で退職ってどうなんだろう?そう思ったらこちらの記事にがおすすめです。
実際に結婚退職をした方の経験やメリット、デメリットをまとめています。
「仕事辞めたい!」を理想の働き方を考える「きっかけ」に
「仕事辞めたい!」と思う主なきっかけを5つを見てきました。
1つの「きっかけ」だけではなく、いくつかの「きっかけ」が当てはまる人も多いでしょう。
それぞれの対応策をお伝えしてきましたが、これをチャンスだと考えて自分にとってどんな働き方が理想なのか一度整理してみましょう。
自分に本当に必要なもの、そして足りないものが見えてきませんか?
『理想の働き方』を整理したあとに「やっぱり仕事を辞めたい」と思ったら、どんな転職がしたいのかまで考えてみましょう。
そうすると、退職する前に自分に必要なことが見えてくるはずです。
- 理想の働き方を整理する
- どんな転職がしたいのか考える
- 転職に向けて勉強する
- 資格を取る
- 就職活動の対策を練る
辞めてから後悔することのないように意味のある準備期間にしましょう。
辞めてから後悔しないために、自分を見つめ直してみよう!
今回は、「仕事辞めたい!」と思う主なきっかけ5つを中心にお話してきました。
- 人間関係の悩み
- 給与への不満
- キャリアアップ
- 労働時間、休日への不満
- 家庭の事情
もちろん、どうしようもない事情で退職を決めなくてはいけない場合もあります。
しかし、そうではない場合は自分を見つめなおすチャンスに変えてみましょう。
辞めてから後悔しないように、それぞれのきっかけごとに対応策と考えたいことも合わせてお伝えしました。
人間関係に悩んだら、苦手な人は新たな転職先にもいると考えてください。
職場は仕事をするところです。
仕事に集中して、苦手な人とは最低限のコミュニケーションに留めて職場とは無関係な友人などに話してストレス発散をしましょう。
給与への不満を感じたら、まずは今の仕事で成果を上げることに集中してみて下さい。
もし、自分の成果と給与のバランスが取れていないと感じたら、会社に給与アップの交渉をするのも一つの手です。
それでも現状維持になるようであれば、経験を生かしてキャリアアップ転職をおすすめします。
そして、キャリアアップを目的とした転職には、自分のスキルを冷静に見直す必要がありますね。
自分の目指すキャリア形成にどんな勉強や資格が必要か、転職だけではなく部署異動で希望は叶うのかを考えてみて下さい。
また、良い仕事をする為には適度な休息と自身の心と体の健康が必要不可欠です。
長時間労働やまとまった休暇を取れないなど、心身に害を及ぼす可能性のある場合は早めに対処しましょう。
一定期間の休職や部署異動、転職など自分を守るために動いてくださいね。
最後に家庭の事情を抱えている場合は、将来を見据えてどういった選択が一番良いのかを家族と話し合ってください。
会社に利用できる制度があれば、最大限に活用しましょう。
どんなきっかけや事情であっても、後から後悔する事のないように。
「仕事辞めたい!」と思うきっかけを転機に変えましょう。
- 理想の働き方を整理する
- どんな転職がしたいのか整理する
- 資格を取る
- 就職活動の対策を練る
これらのことを実行し、ネガティブだったきっかけをターニングポイントに変えてください。
これからも読者様にとっての理想の働き方ができますように!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
でも職場に苦手な人がいて、もう仕事辞めたい。