「海外赴任が決まったので、コレを機に結婚して欲しい!」
…もしあなたが今、こんな風に彼氏に突然言われたら、なんと答えますか?
突然のプロポーズ。しかも海外赴任…
付き合って長い間柄なら「彼との結婚を考える良いきっかけ」になりますが、もしまだ付き合い始めて間もない時だったら…?
まず結婚というだけでも大きな決断なのに、更に海外赴任となったら混乱してしまいますよね。
今回は、「まだ彼との結婚が視野に入っていなかった場合」で悩んでいる女性に向けて、海外赴任をきっかけに結婚するかどうかの「検討すべきポイント」を書いていきたいと思います。
これは、「海外赴任する彼」だけではなく、国際結婚を考えている人にもぜひ見て欲しい記事です。
今「彼との結婚」で悩むポイントは…
まずは今の状況を見て、「今なぜ彼との結婚を迷っているのか?」の根本を考えてみましょう。
・まだ彼との付き合いが浅いから
・結婚自体に不安がある
・海外赴任に不安がある
・年齢的に結婚したほうがいいんだろうけど…
・そもそも「彼との結婚」が不安
なにかに悩んでいるとき、実は自分が問題だと思っている部分とは違う部分が問題という事もあります。
まずは自分が本当に問題だと感じている部分をハッキリさせるために、しっかり自分と対話しましょう。
4つの選択肢とメリット&デメリット
- 結婚して海外赴任についていく
- 結婚して別居の形で日本で待つ
- 結婚は保留して遠距離恋愛をする
- 断って別れる
上記の4つの選択肢について、先ほど考えた自分が問題にしていることを念頭に置いて、メリット/デメリットをそれぞれ考えてみましょう。
ちなみに、海外引越の際にチェックしたい項目はこちらの記事↓で書いてみました。
そして、海外生活を上手く過ごすコツなどはこちらの記事↓を参考になるかも。
結婚して赴任についていく場合
メリット
■彼が好きなら「彼と一緒にいられる」
慣れない海外生活、海外勤務、言葉の壁、文化の違い…。ついていくことは不安かもしれませんが、彼も不安なはず。
あなたが一緒について行くことで、大変さも辛さも共に分かち合い、さらに絆が深まる可能性も。
そして一緒に体験する思い出は、今後の夫婦生活にとって素晴らしい糧になるでしょう。
■海外生活の経験が出来る
海外で生活するというチャンスはそうないものです。もし「海外生活を一度は…」と憧れているなら渡りに船、です。
旅行ではなく、「海外で暮らす」ことは良いことばかりでなく、大変なことや辛いこともありますが、そういったことを含めてリアルに体験できるチャンスでもあります。
デメリット
□帯同側のキャリアの中断
海外赴任に帯同となると、帯同する側の仕事のキャリアの中断を意味します。
赴任先では、妻は帯同ビザや企業の要請によって、働くことができないケースが多いです。
結果的に専業主婦一択となりますが、「専業主婦を楽しもう!」と思える人には逆にメリットになるかも。
□海外生活は孤独、さらに夫の豹変があれば地獄
家族や友達と離れて、新婚の夫との海外生活は「孤独」になる可能性もあります。
さらに、相手のことがまだよく分からない状態で結婚し、「万が一」夫が”思っていたような人”ではなかった場合は…地獄です。一人ぼっちの海外では逃げ場がありません。
…怖い側面ばかり書きましたが、実は「海外在住の日本人妻」の相談書き込みの多いのが、この事例なんです。。。
また、状況によっては海外の日本人コミュニティーに属さなければならない場合や、逃げ場の無い人間関係に悩むこともあるかもしれません。
逆に「駐妻ライフ」として期間限定でそれさえも楽しめそうなら、これもメリットになるかも!
結婚は勢い、結婚はタイミング、です。
その中で、自分の判断で「できる限りギリギリまで相手をしっかり理解して」からの決断を。
特に「もし第一印象で疑問を感じた」相手なら、再度しっかり見極めることをおススメします。
そして海外赴任に帯同するなら、「万が一の自分なりの保険」を用意しておくと安心です。
例えば、「一人でも日本に帰れる旅費」や「語学力」など。備えあれば憂いなし!ですよ。
結婚して、別居の形で日本で待つ場合
メリット
■自分の安心感を優先できる
赴任に今すぐついてはいかないけれど、このタイミングで結婚だけしてしまうことは、ちょっとした「逃げ」かもしれません。が、結婚をして落ち着くまで、自分の仕事や環境、安心感を優先することができます。友人とも家族とも、これまで同様に会えます。
ただ、海外赴任のタイミングで結婚を申し込んだ男性側の本音は「帯同」が多いのが事実です。
この部分に関しては、お互いにしっかり話し合うべきポイントになるでしょう。
■今の仕事を続けることが出来る
あなたが今の仕事を辞めたくないという強い意志があるなら、仕事を続けられるのは大きなメリットです。
折角一人で築いてきたキャリアを0にしたくない…と思っているなら、その点は彼と十分に話し合って妥協点を探すべきかもしれません。
ただ、海外赴任帯同を「キャリアのリセット」と前向きに考えることもできます。
私の友人の中には、夫の海外赴任に帯同して現地で身に付けた英語とフランス語で、帰国後に「日本で語学講師に転職した」方もいます。
デメリット
□遠距離の別居結婚になる
結婚しているとは言え、新婚で別居というのは、「結婚している意味」で悩むポイントです。
この辺もそれぞれのご夫婦の考え方によるので、「こういった場合はどうする」と言った形で二人のルールを細かくしっかり話し合っておくべきです。
□新婚早々にすれ違いが起こる可能性大
結婚して、本来は二人でいるのが一番楽しい時期に、お互い別居で海を越えての生活…。
夫婦としての価値観にもよりますが、もし付き合いが浅いなら尚更、心も離れてしまう可能性も。
お互いの理解と信頼を確かめ合いながら、どういう関係が築けるか・築いていきたいかを、結婚前にしっかりと話し合っておく必要があるでしょう。
私の知人に、「双方が研究者」でずっと別居婚のご夫婦がいらっしゃいます。
お互い忙しいながらも、連絡を取り合って、お互いの仕事に猛進していらっしゃいます。
羨ましいなと思ったのは、「結婚30年になるけど、会うたびにまだいつも新鮮なの♡」と奥さんに惚気られた時です。夫さんは「”高嶺の花”が僕と結婚してくれたんだ!」と今も自慢してました。
定年退職後に同居するのを、今から二人とも楽しみに日々頑張っているそうです。こんな素敵なご夫婦の形もあるんですね~。
夫婦の形はさまざま。
要は「たとえ外から非難されても、二人が幸せならそれでいい」という強い意思が、お互いにあるかどうかです。
覚悟とお互いを思いやる気持ちがあれば、どんな形でも二人は幸せになれると思います!
ただ、そのための話し合いやお互いへの理解をとことんまで深めてくださいね!
お付き合いは続けて、遠距離恋愛をする場合
メリット
■決断を急がなくていい
海外赴任までに結婚を決めなければならない!と焦って決断をしてしまった場合、あの時焦らなければ…と後悔する事も。
結婚は人生において大きな決断です。
まだあなたにその気が無いのなら、保留がベストな選択かもしれません。
■自分の人生を優先的に考えられる
結婚をするとどうしても「二人での人生」として考える必要が出てくるでしょう。
交際期間が短いため、まだ彼との結婚に確信が持てない…と思うのであれば、もう少しゆっくり彼と遠距離恋愛を続けながら、色々な可能性を模索しつつ自分の人生を考えることができます。
デメリット
□不安定になる
結婚せずに国際遠距離恋愛をする場合、お互いの信頼関係がより大切になるでしょう。
もちろん結婚していれば大丈夫というわけでも無いですが、海外赴任する彼は生活の全てが一変しますが、日本に残るあなたは普段の生活から彼だけがいなくなります。
精神的に不安定になってしまわないように、お互いに強い気持ちが必要です。
遠距離恋愛を乗り越えるためについても、こんな記事↓を書いてみました。
□別れてしまうかも
上記したように、彼の生活は全てが一変します。異文化に触れて多かれ少なかれ、価値観も変わることだってあるかもしれません。
プロポーズを保留することで、彼との間に出来た小さなギャップが遠距離生活の中ですれ違い、大きな亀裂になってしまう可能性も。
率直に「大事な結婚を、すぐには決められない」あなたの気持ちをしっかり伝えて、これからもっと良い関係を築くための前向きな遠距離恋愛にしよう!という部分を、二人で探していくのはどうでしょう?
断り、別れる場合
メリット
■お互いの時間の無駄にならない
早めに決断することで、お互いの時間を無駄にすることはありません。
彼との結婚を断った場合は、すっぱり別れるのもありかもしれませんね。
デメリット
□それでも後悔してしまう
短い期間に別れを決断してしまうと、後悔するかもしれません。
白黒ハッキリつける場合は、よく考えて結論を出しましょう。
もし後から復縁しようと思っても、異国で忙しい彼は意外と既に吹っ切れていることも。
どんな時も最終的に、一番大切にしなければいけないのは、自分の気持ちです!
どんな選択でも自分が納得できる答えを
4つの選択肢のメリットとデメリットに合わせて、いろんなケースも例として挙げてみました。
一番大切なのは、彼とのコミュニケーションです。
最終的に、どの選択をするにしても二人でしっかりと話し合いお互いに納得できる答えを導き出すことが、次に進むためには必要です。
「言わなくても分かる」は、恋人同士でも結婚してからの夫婦にとっても、難しいものです。
いくら分かり合えていると思っていても、実は…なんてことはよくあります。
後悔の無いように自分の思いも、彼の思いも、きちんと言葉で伝え合うことが大切です。
これからのあなたの前には、まだまだ可能性がたくさんあります。
みんな違って、みんないい!明るい未来が待っていることを願っています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
例えば、文字で書きだして「冷静に見つめてみる」という手もアリです。
まずは客観的に、現状を把握し、自分の気持ちを分析してみましょう。