海外赴任
・・・あなたはどんな反応をしますか?
海外赴任に憧れて海外で働くことが夢だという人
突然、海外赴任を言い渡されて戸惑っている人
各々、様々な反応があるかと思います。
私は今は海外(スペイン)で暮らしています。
どちらかというと、私は以前から仕事でも旅行でも、海外へ行きたい派です!
でも、当然「海外に行くこと」を戸惑う方もいらっしゃいますよね。
英語も話せないのに、海外赴任が決まってしまった!というお話も珍しい話ではないです。
さて、海外赴任ってどんな人が選ばれると思いますか?
今回は海外赴任に選ばれる人の特徴と、もし選ばれたらどうしたらいいのかをお伝えしたいと思います。
海外赴任に興味のある方も、ちょっと不安に思っている方も、是非読んでみて下さい。
海外赴任に選ばれる人
そもそもどんな人が海外赴任に選ばれるのでしょうか?
・・・特に「絶対にこれ!」という特徴はありません。
絶対にこれ!といった特徴はありませんが、それでも「最低限ここはクリアしていないと選ばれないポイント」が二つあります。
基本の仕事が出来る人
日本で仕事が全く出来ていない人を、海外へ派遣するということはないと思います。
本社から遠く離れた場所。
さらに海外ともなると「会社の代表となっても大丈夫なぐらいの、信頼できる人物を配置したい」と会社は考えるでしょう。
日本での仕事ぶりが、海外赴任への人選に大きく関わることは間違いありません。
海外赴任を意識している人なら、今の仕事を疎かにしてる…なんてことはありませんよね?
目の前の仕事をまずはしっかり頑張って結果を出すことが、海外赴任への近道だったりします。
千里の道も一歩から。
特に、連絡・報告・相談という基礎的ではあるけれど、一番重要な動作は完璧に!
どこに行ってもなんとかなりそうな人
・・・いますよね?
この人はどこでもやっていけそうだなと感じる人。
そんな人は、やはり海外赴任に選ばれる傾向はあります。
もちろん、会社も「では来月から海外へ行ってきて!」なんて指示を出しただけで終わる訳ではないことは明白ですよね。
海外へ進出、海外での発展・・・それらを視野に入れた「かなりの先行投資」を大抵の会社は計画をしっかり立てた上で行っています。
だからこそ、行ってすぐに「帰らせてください…」とか、現地から「この人はダメです」となりそうな人を事前にわざわざ選びません。(たまには、間違っちゃうこともあるかもしれませんが…)
やはり、「ある程度タフで精神力がありそうな人」を選びたい所でしょう。
日本とは違う生活環境や異文化を前にしても尻込みせず、現地で本社の窓口としてもきちんと仕事をこなし活躍してくれそうな人です。
人選の基準は会社によって異なる
会社が海外でどのような成果を出してほしいかで人選の基準は変わってきます。
【立ち上げ】 or 【既存】
赴任する拠点の「立ち上げ」なら、仕組み作りなどゼロから始めなければなりません。
拠点を立ち上げたり仕組みを0から作るためには、他にもいろいろ求められる資質はありますが、簡単なところでは上記のようなところが軸となるでしょう。
この資質は海外赴任に限らず、日本国内でも実は「引く手あまた」の部分です。海外拠点だけではなく、日本国内でもこの資質がある人は転職などにもアピール次第で物凄い強みになります!
つまりきちんと業務をこなせて、自分の立ち位置も理解し、なおかつ企業としての方向性もきちんと理解し合意している…。
もちろん個々の企業にもよりますが、前提条件としては「日本でしっかり仕事ができている人」であれば、海外赴任の候補に挙がることも可能、ということです。
ふむふむ、なるほどね~・・・あれ?ここまでいっさい英会話力について出てないけど?
海外赴任においての英会話力
結論から言うと当然、語学力、特に英語力は必要です。
でも、別に英語ネイティブ並みのペラペラじゃないといけない訳じゃないんです!
英語が話せなくても海外赴任を命ぜられるケース
拠点が海外にあっても、現地との交渉は専任のスタッフや通訳がいて、サポート体制万全。
そういう拠点へ海外赴任は、英会話力はあまり高くない人でも命ぜられます。
でもその分、高い専門性や持っている能力が期待され必要とされていることが多いです。
ある意味、言葉ができない状況でもその人の能力が欲しい!と思われているということです。 ・・・そう、英語力よりもその人への期待値が高い。ある意味、結果を出すべき大変シビアな立場だったりします。。。
そういう場合は、現地語や英語を使うのも普段の買い物や外食するときくらいでしょう。
決まったフレーズが使えれば問題なし!生活はできます。
英語が絶対必須のケース
さて現地人スタッフと一緒に働く場合は、当然ある程度の英語を話す力が必要です。
なぜなら、習慣や考え方・文化などすべてが違うスタッフとコミュニケーションを取って、マネジメントをする必要があるからです。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
でも「英語さえできれば海外に!」ということは近年稀です。英語力が低くても「その人の持っている能力が高ければ」、バランスで採用されることもあります。 そう、今は「英語だけすごくできる人」よりも、「仕事の能力のある人+英語はプラスαとしてあればなお良い」という感じの採用が多くなってきています。 それは、海外赴任だけではなく日本の国内でも既にそういった傾向です。
やっぱり英語は必要…?
行きたい!と社内で手をあげて簡単に行けるものではないのが、海外赴任。
でも英語を話せることや、海外赴任へ行きたいとアピールすることは何もしないより選ばれる確率を高めることができます!
まずは自分の専門性をしっかりと持つこと。その上で、英語でも現地語でも、話せるというのはやはり「海外赴任への強み」になります。
もし海外赴任や海外転職を視野に入れている人なら、「いつでもどこでも」どんなチャンスでも掴むことが出来るように、まずは英語を勉強しておくと役立つと思います!
海外赴任を命ぜられたら事前にできること
いざ海外赴任に選ばれたら、現地ではどのように過ごせばいいのか不安に思う方もいるかもしれません。
英語を話せないのであれば、さらに不安は大きいでしょう。
でも、不安の解消のためにもいろいろ調べたり、出来ることは結構あるんです。
現地の情報収集
今なら、大抵のことはインターネットで見つけることが可能です。
社内もしくは社外などで、既にその現地で駐在している人がいるなら、相談してみるのもいいと思います。
その時には、駐在経験のある奥様にも「現地の生活(習慣や食事、生活環境やルールなど)について」聞いておくと、非常に参考になると思います。
赴任先の治安・文化・習慣なども、最低限のことはざっと調べて事前に抑えておくことで、安心感はさらに増すと思います。
英語・現地の言語の勉強
語学は、始めるのに遅いということはありません。
とりあえず、あいさつなど生活するのに最低限必要な挨拶やフレーズは準備しておくと、現地到着後や赴任早々からすぐ役立つと思います。
こちらもざっくりとインターネットやネット辞書などで集めて控えておくと、使えます。
ちなみに最近のネット翻訳アプリなども以前に比べて精度は上がってますが、やはりきちんと自分の声と言葉で話せた方が、信頼関係も築けたり思いもかけない交流が出来たりします。
こちらの記事がお役に立てると思います。
海外赴任は楽しめる!
いまはインターネットがあるので、ある程度事前に情報を調べることができます。
ご存知のように、文化・考え方・習慣など、日本とかなり違う場合が多いです。
もしかしたら理想とのギャップに落ち込むこともあるかもしれません。
いま不安に思っている人は、未知の世界を前にさらに不安に思うかもしれません。
どちらであっても、目の前のことを今まで通り、しっかりしていけば大丈夫です。
「海外赴任を任せて大丈夫な人」と評価されたのですから、是非自信を持って大丈夫です。
海外生活は、新しい世界を知ることになる良い機会になると思います。
もしかしたら困ったことや大変なことも起こるかもしれませんが、そういったものを楽しめるぐらいの気持ちになるかもしれませんよ。
人生ネタだらけ!な毎日が待っているかもしれませんよ~!
そして、そんな経験を経て日本に帰った時、更に成長していることを実感するでしょう。
・・・もしかしたら、その後日本を飛び出しちゃうかもしれませんね。(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
なぜなら会社によって、求めるものが変わっているからです。
会社が海外でどのような仕事を任せたいかで選ばれる基準は変わってきます。